新入社員のひとりごとブログ

新入りだから感じることがある(かもしれない)

ルールを守る

例えば、道を渡って向こうまで行きたいとき、

両車線車はなし、だったら渡る、それでなんの問題もない。

だけど、道を渡って向こうまで行きたいとき、
赤信号で立ち止まる。両車線車はなし。
だったらどうする?

渡る。私は間違いなく渡る。
それで何の問題がある?
道を渡りたい、車は来ていない、だから渡る。
何も間違ってない。

その行為を間違ったものにしているのは、
信号機というルールだ。

世の中にはルールがある。
入社試験のとき、よく心理テストのようなものを受けさせられた。

そのとき、
ルールはきっちりと守る方だ、
いや迷惑をかけない程度でルールを破るのだったら、それはいいだろう、
みたな選択肢の問題が必ずあった。
(で、正直者の私はいつも後者を選んでいた。
そもそもそんなに大事なこととは思っていなかった。)

だけど、会社に入って分かったことは、
会社が求めているのは、間違いなく前者の人材だということだ。

会社には見えないルールがたくさんある。
どうでもいいだろと思うようないくつもの決まりや約束事を
要領良くやりくりしてこなさなければならない。

それは正規の仕事でもそうだし、そうでない人間関係についてでもそうで、
とにかく、理由はないけど、この仕事はこの順でこうしないといけないのだ、文句はなし、
みたいなことが多い。人間関係についても、先輩にはこのように振舞わなければいけない、という暗黙のルールがある(で、私はそのルールが分からなくてしょっちゅう怒られる)。

会社で働く際に、ちょっとずるして上手くやればいいやみたいなことは、
要領があまり良くない人(私のように)がすると、かなり痛い目を見る。
でも要領が良くないから、そもそも仕事がこなせていなくて、
どうせそれでも怒られる。笑

まあ、そんなもんですよね。

政治家の汚職事件とか、天下りとか、ヤミ献金問題とか、よくニュースであるけれど、
それは確かに悪いことだと思うのだけど、
とにかくルールでぐるぐる巻で、
とにかく守れ守れ、守っておけばいいっていうのは、
つらいよなって感じがする。

道渡りたくて車が来てないなら渡るのは悪いことではないし、
両者がハッピーになるなら、ここはひとつこういうことで、
みたいな考え方が、私は好きなのです。

前に留学していたインドネシアで車に乗せてもらっていたら、
その車がスピード違反で警察に捕まってしまったことがある。
まあ、通常であれば罰金と点数を引かれることになるのだろうけど、
そのときはお金を少し多めに払って、まあ、ええでということにしてもらっていた。
しかも、最後の方警察とちょっと仲良くなってたようだった。

そういうのが、たまらなく好きなのだ、私は。
あまちゃんという言葉は喜んで享受しよう。
だけど、そういう性格なのだ。
仕事のときはそんな自分の性格が悪い方面にばーっと噴出してしまう。

「根本的に性格変える必要はないけど、
社会人としてのマナー身につけてね。本とか読んでね。」

と言われる。そう言われて面倒だなと心から思ってしまう、
やはり私のこの性格はかなり根深いとこにまでいるようです。

遠いね「社会人」までの道のりは。