新入社員のひとりごとブログ

新入りだから感じることがある(かもしれない)

この会社に入った理由

私が勤めているのは、小さい出版社です。

何系かは言えないですが、おカタイ、そして狭い領域です。

かなりコアな誰も知らないような雑誌や本を作っています。編集です。

(しかしまだ「編集してます♥」なんて口が裂けても言えません。そんなスキルは微塵もありませんが、編集職として雇われているので、編集です、と言うしかほかに表現方法がありません)

 

私はその領域にまったく興味がないくせに、なぜかそこで働いているという状況です。そもそもなぜ私が雇われたのかさえよく分からん感じなのですが。

 

なんでこの会社に入ったか、端的に言うと他に誰も私のこと雇ってくれなかったから、となります。

 

・仕事決まらない、心と身体とプライドがどんどん疲弊する&傷つく

・もうどうしようもなく、ハローワークに行く(新卒なのに…!)

・探すがなんだか魅力的な仕事ないなあ。

・あ!編集職だって!かっこいいかも!お給料もそこそこかもー

そして応募。

 

しかし、書類通り、面接決まった時点でまったくやる気がなく、

だってそもそも、まったく興味ない分野じゃん。

いくら編集職かっこいいっていっても、そんなんで選んでいいのかよ、自分!

 

やる気なさすぎて面接の時間おぼろげに覚えており、

13:00からと思って10:00に起きたらまさかの11:00から。

やべーこれどうしよ、もう間に合わないんじゃないの、あきらめようかな。

しかし、ここでなぜか、いや、行こうの気持ちがわいてきて

面接へ行く。間に合わなくて途中からタクシーに乗り(タクシーの中で化粧。タクシーの運転手さんも相当とばしてくれた、がんばれよ!って言ってくれた)、

時間ぴったりに到着(ふつうこんなことしたらだいぶ印象悪いし、場合によってはそれだけで落とされるかもよ)

 

面接では何も考えてないので、特に何も話せず、4人で面接だったけど、一番しゃべってなかったな。一次面接ってあんまりいらないですよね会社の知識。

場合によるとは思いますが。大体あなたはどんな人?みたいな質問が多い。

(私はあなたはどんな人?って聞かれたら、「真面目、前向き、無理といわないことです」という大嘘をつくようにしていました。今、無理―!ばっか言ってます(笑))

 

しかも4人いると、いろいろごまかせちゃうよね。

前しゃべった人の聞いて、あー私もそんな感じで言えばいいのか!とか

(その場しのぎすぎる。だからいつまでたっても内定もらえなかったんだよね、うん。)

 

なんとか切り抜けて会社を後にする際、やっぱりでもこの会社いいなー、働きたいなーなんてことはまったく思えなかった。落ちてたら落ちてたでええかなという気持ち。そんな気持ちでいっしょに面接受けた、たまたまいっしょの大学だった子としゃべりながら帰っていた。(もっと焦れよもう8月だったぞそのとき)

 

「この会社行きたいですか?私はあんまりなあ、と思っちゃったけど(笑)」

ってその子に言ったところ、

「たしかにー(笑)、でもあんなきれいなビルで働けるならいいじゃんっておもいません?がんばりましょうよー!」と言われ、

 

・ほー、なるほど、そんな考え方もあったか!

・確かに、ビルきれいだったな、

・こんなきれいなビルで働けるならいいかも!

と、単純にそう思ってしまったのです。

 

そして、気付いてみたらその子は落ちたのか、辞退したのか知りませんが、

私だけ入社しておりました。

 

でもね、きれいなビルだけど、もちろん自社ビルではないし、

そもそも働いてく上でビルがきれいかどうかなんてあんまり関係ないぜ!

9時5時で帰れるなら、おんぼろビルでもまったく良し!

楽しくて楽しくてたまらない仕事ならおんぼろビルでもまったく良し!

 (個人の価値観によりますね)

 

私はいわば、婚期を逃してもうかなり相手を選んでいる場合ではない状況になっているのに、かっこよくて中身もよくてみたいな男性をずーっと探し求めてあまり行動も起こさず、そして結局こいつくらいなら見た目もそこそこやしと、

よく知りもしないくせに、見た目だけで相手を選んでしまった

ばかな女なのです。

 

相手のことよく知らないまま選んでしまったがために

いちいち衝撃を受けることが多く、

もうやめてえよー!と弱音ばかり吐いてしまったりながら、

今は相手を知る努力をしています。半分もうやめてえなあと思いつつ(笑)

 

こないだ社長室に新しくできた雑誌持って行ったら(そういうルールだから)、

「まずは相手を好きになることね。そのためにはまずあなた自身を好きにならなきゃね。三年は聞いたもん勝ちよ!(だから我慢よ!という意味だと思う)」

と社長(女性、オネエなわけでは決してない)から唐突にアドバイスされました。

ぐらんぐらんに揺れている私の心を見透かしてのアドバイスか!?

恐るべし…や、何も考えてないのかもしれないけど。(笑)

 

でもこんなわがままで頭悪くて口ばっかの女をもらってくれたのもこの会社なんですよね。見方によっては海のように広い心をもった男性(会社じゃ!)と言えます。

怒られまくってますが、仕事持ち帰りまくってますが、

弱音吐きまくってますが、どうなんでしょうこの夫婦生活、いつまで続くんでしょう。(笑)