デング熱レポート
今日はブログの主旨とはずれますが
最近話題のデング熱の記事を。
私はインドネシア留学中の2012年にデング熱にかかっています。
で、その時に「デング熱レポート」(なんだよそれ)
を作成してました。
ニュースは、デング熱の症状について
「高熱が〜」「関節痛が〜」
と説明していますが、
もちろんそれもつらいんですが、その先もあるんです。
そこについてはあまり語られていない気がするので、
私の「デング熱レポート」(だからなんだよそれ)
を公開しよう、と思いました。
リアルな報告をどうぞ。
✳︎主観的な感想ですので医学的に正しさは保証できません。
そして、当時の私はばかだったのです。デング熱になったら絶対に入院すべきです。
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デング熱レポート
実は私、最近まで
デング熱という蚊によって媒介される感染症にかかってました。
インドネシア語ではね、DBD(デーベーデー)と言います。
DBDというのは
Demam Berdarahの略です。
Demam:発熱
Berdarah:出血
つまりですね。そのままなんですよ。
発熱!出血!みたいな。
ものすごい熱にうなされる、というのがこの病気の始まりです。
39.8℃をマークしました。
1週間ほどずーっと高熱が続いて、
やっと下がったと安心したら、
体のいろんなところに発疹がでまして、
ものすごいかゆくて寝れない日々がつづきまして、
(じっとしてることがつらいので、
「かゆいーかゆいーわーかゆいーわー」的なことを叫んで気を紛らわす)
そんなとき体内では同時に血小板と白血球の数が極端に減少しまして
(血液検査でわかります)、
もちろんそのため
体のいろいろなところが内出血を起こしまして
(私の場合腕の広範囲にわたって内出血)、
それでもね、病院に行きづらいんですよ。
なぜってね、インドネシア人じゃないから、
医療費が高額になるからです。
入院した私の先輩は3日で7万円請求されました。
VIPルームとかじゃないですよ。
4人部屋です。
それ聞くと、いくら保険に入っているとはいえ、
保険って手続きもめんどくさいこと間違いなしだし、
なんか本当にお金返してくれるのかとか考えちゃって、
病院行かなかったんですよ。
さすがに腕の内出血は
見た目も、ものすごい気持ちわるいことになってたので、
自分で自分自身に引いたんですが、
でもやっぱりなんかもったいない根性が・・・←どんだけ
そしたら、なんか授業に出ないことを心配した
同じクラスの韓国人の方々が、
みんなで相談して、私を病院に連れていく計画をたててくれて、
メールをくれて
(「おい、大丈夫?たのむから返事して!」的な内容)
私の内出血した腕を見て、私以上に危機感をおぼえたみたいで、
「いいですー。お金ないし入院したくないからいいです。」
って言ったけど、
無理やり車で病院へ連れて行ってくれました。
しかも待ち時間ずっと付き添ってくれたし。
なんていい人たちなんだ!
ま、結局入院しなかったけどね。
お医者さんは「入院しましょう」って言ったけど、
「いいです。むしろいやです。」って断ったの。←どんだけ
インターネットで勉強したところ、
デング熱は対症療法しかないって書いてあったから。
入院したってベッドで寝てるしかないなら、
家のベッドで寝てても結果はいっしょじゃないですか。
今、なんとか治りました。
でも未だちょっと足とかかゆくなります。なごりかな。
今回の件で、蚊がより一層憎くなりました。
怖いし。
あいつのせいで私は2週間ほど苦しめられたので。
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【おまけ】
ちなみに、レポートに書いていなかったのですが、
インドネシアでは、デング熱にはグァバジュース
というのが通説です。
私も友人たちから、こんなには飲めないよというくらい
グァバジュースをもらい、あんまり好きじゃなかったですが、
我慢してたくさん飲みました。
医学的根拠はありませんし、
何でグァバジュースなのか、その理由は一つも分かりませんが、
長いことデング熱と付き合っている地域での通説なので、
何らかのいい効果があるのかもしれません。